介護のお仕事をパートでやるメリットとは?

 介護の現場は、今やネコの手も借りたいほどの忙しさです。「パートでもいいから来て欲しい」という職場は少なくありません。では、応募する側から見た場合、パートで働くことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

 言うまでもなく最大の利点は、労働時間を限定できることです。たとえば、1日6時間で週4日といった勤務なら、家庭との両立を図りたい主婦の方でも無理なく働けるのではないでしょうか。しかも、正社員とは異なり、夜勤や残業を避けることも可能ですから、体力的な面で無理を強いられることもありません。給料にしても、昔のように安くはありませんし、「介護士初任者研修」の資格を取ったり、経験年数が長くなれば、時給が1000円を超えることも珍しくはありません。もちろん雇用関係がいつまで続くかは、事業所の都合次第という面はありますが、深刻な人手不足の施設ではそうそう簡単に雇用を解消するはずはなく、万が一の場合でも、転職先に困ることはないでしょう。とは言え、介護業界で長く働き続けることを考えると、やはり正社員で採用してもらう方が有利です。ボーナスや各種の手当が付くことで年収がぐっとUPしますし、資格を取得したい時には、費用の一部あるいは全額を負担してもらえることもあります。

 いずれにしろ、正社員とパートのどちらを選ぶにしても、自分の置かれた状況をしっかりと見極めて、冷静に判断することが大事です。ただし、資格との関係で言えば、初任者研修の資格だけは、早い時期に取っておくことをオススメします。何と言っても働き口が増えますし、訪問介護スタッフへの道も開かれるので、より幅広く活躍の場が得られるからです。